健康づくり8月号表紙財団法人健康・体力事業財団発行の月刊誌「健康づくり」のコラムを年に数回担当させて頂いています。

今年度から「運動指導初任者のお悩み相談」というコーナーが新設され、8月号を担当させて頂きました。

運動指導新任の方々のご質問にお答えするというコーナーですが、私も自身を振り返り、初心に帰るよい機会を頂いています。

 

Question

「健康な体づくり」を目標とした運動は、ダイエットや筋力アップの様に数値として効果が見えにくく、習慣化する前にやめてしまう方もいます。やる気を継続してもらうためにはどうすればよいですか?

 

Answer

「健康」「運動」に対するイメージや目的を明確にしましょう

 

  確かに健康づくり教室に参加される方は体重や回数など数値に現れる効果を目標にしている方ばかりではありません。実際に運動指導の場で参加者から「健康づくりの為に何をすればよいかわからない」「一人ではなかなか続かない」といったお話をよくお聞きします。

  単に「健康」「運動」というと漠然としていて、人それぞれ持っているイメージや目的が違います。そこを明確にして指導内容や教室運営の方針を立てると良いと思います。

私が気を付けている点をいくつかご紹介します。ご自身の教室に当てはめて、参考にしてください。

 

 ①まず参加者のニーズを把握しましょう。

運動教室に参加されたきっかけや目的・目標は何でしょうか?教室初日やレッスン中の会話・事前アンケートなどで把握することができます。

【例】:最近疲れやすいので体力をつけたい・肩こりや腰痛を改善したい・若々しく元気でいたい・仲間や友達づくり 等

 ②運動の目的や効果をニーズに合わせて、具体的に伝えましょう。

①を把握した上で運動の種目選択や効果の説明をするとグッと説得力が増し、参加者のモチベーションがアップします。

【例】:全身の血行が良くな健康づくり8月号 原稿最終り疲労が取れてリフレッシュします・筋力がアップし腰痛予防になります・姿勢が良くなり動きやすく若々しく見えます 等

 ③心地よい場所と時間を提供しましょう。

運動教室を継続していただく為には運動指導内容だけでなく、教室の雰囲気作りや参加者同士のコミュニケーションも大切な要素となります。

【例】:ネガティブな言葉や話題を避け、丁寧で優しい言葉使い.楽しい話題を選びます。新入会や孤立している方に声掛けをし、他の方とのコミュニケーションをスムーズに促します。

 

私には10年以上継続している運動教室やサークルがいくつかあります。長い期間続けていく中で人と人とのつながりやきずなが深まり、週に一回の運動教室が指導者にとっても参加者にとっても人生を豊かにするかけがえのない財産となっていきます。健康づくり・運動教室運営には数値に現れない良い効果がたくさんあります。

是非、参加者の皆さんとの出会いを大切に、努力を続けていってください。

花中リップYUKIKO