健康・体力事業財団発行の月刊誌「健康づくり」の「運動指導初任者のお悩み相談」を年に数回担当させていただいています。今回は12月号を担当させて頂きました。運動指導新任の方々の指導現場でのお悩みやご質問にお答えするというコーナーですが、私(YUKIKO)も自身を振り返り、初心に戻る貴重な機会を頂いています。

掲載されました内容をご紹介します。

今回のQuestion

グループレッスンを担当していますが、多 くの方と接していると一人ひとりとの会 話が覚えられず、後日話しかけられて困 るときがあります。話はきちんと聞いてい るつもりですが、会話を覚えるコツがあったら教えてください。 (フィットネスクラブインストラクター)

Answer

参加者の方から話しかけられるということは、指導者として信頼を得ているからだと思います。それだけにあいまいな返答や態度は、不信感を与えるだけでなくトラブルの原因にもなりかねません。私たち運動指導者の言葉は参加者に大きな影響を与えます。 同時に指導者にとっても参加者との会話は体調やライフスタイ ル等を把握し、安全で効果的な指導をするうえでも大切にしな ければいけないものです。

「会話を覚えるコツ」を身につ けるのでなく、参加者との会話をよりよい指導に役立て・活用するという意識をもつことが必要だと思います。自分の記憶だけでは、どうしても忘れたり間違いが起きま す。

私がふだん行っている事を いくつかご紹介します。参考に してみてください。

■メモ・記録を残す

私はプライベートな手帳のほかにレッスン・クライアント専用ノートを持ち歩いています。個人的な会話での申し出や気づいた事等はすぐにメモに残します。また、やらなくてはいけない事等も記録し対応が完了したらチェックし、あとで確認できるようにそのまま記録を残します。手帳ではなくスマホ等の機能を活用してもよいと思います。

■日時の約束・問い合わせは口頭 で受けない

予約日時の調整や入退会等の問い合わせはメールやライン等での連絡をお願いし、口頭だけでは受けないようにしています。受付日時・内容を明確にし、 あとで確認・調整ができ、丁寧に対応できます。トラブル防止 にもなり、お互いに安心です。

■レッスン内での会話・話題を確認

個人的に話をした覚えのない内容で話しかけられることが頻繁にあるのなら、レッスン内の会話や話題に原因があるかもしれません。グループレッスン内で全体に 話をしている言葉も参加者の皆 さんは、お一人お一人しっかり 受け止めています。レッスン中 の会話・話題にも責任をもち 内容・話し方等に配慮すること も必要です。

指導者の言葉は参加者のモチ ベーションを上げ、運動継続にもつながる大切なものです。

参加者の皆さんとの会話やコミュニケー ションをよりよい指導・対応に活用して、さらに信頼を得る指導者 を めざして頑 張ってください 。