健康・体力事業財団発行の月刊誌「健康づくり」の「運動指導初任者のお悩み相談」を年に数回担当させていただいています。今回は5月号を担当させて頂きました。運動指導新任の方々の指導現場でのお悩みやご質問にお答えするというコーナーですが、私(YUKIKO)も自身を振り返り、初心に戻る貴重な機会を頂いています。

掲載されました内容をご紹介します。

今回のQuestion

自分で新しいプログラムを考えたりレッスン内容を練りたいと思うのですが、日々のレッスンに追われて、結局既存のプログラムやDVDの内容をそのまま行ってしまいます。忙しい中でも考えられるコツなどはあるのでしょうか。(フィットネスクラブインストラクター)

Answer

「新しいプログラムを考案したい」「内容を練ってよりよい指導を提供したい」という思いは、指導者として大切な意識・心がけで、すばらしいです。

近年の健康ブームで、テレビ・ネット・本など、健康や運動に関する情報はあふれています。
そんな中、参加者は時間や費用を捻出しレッスンに足を運んでくださいます。それは私たち指導者が「目標・体力・体調等にあった安全で効果的な運動」「自身では難しい運動継続のサポート」等を提供できるからではないでしょうか。これは運動指導者の重要な役割の一つです。

一方、対面で行う実際の指導ではプログラム・内容はもちろん、指導者自身のモチベーションやコンディションも直接参加者に伝わりますから、責任感・緊張感をもってレッスンに集中し、参加者に向き合い指導することが大切です。そうするとおのずと参加者やクラスにとってよりよいプログラムや必要な改善課題が具体的に見えてきます。

また、多忙な日々で疲労が重なっていたら、意識的に休養をとることも大切です。心身に余裕ができると「レッスンに追われる」のでなく、日々のレッスンにより充実感ややりがいを感じ「次はこうしよう!」と指導内容を練る意欲やアイデアがわいてくると思います。これらを踏まえ、私が意識している事を少しまとめてみました。参考にしてみてください。

プログラムの幅を広げる既存のプログラムも、個々(年齢・体力・経験等)に合わせた強度や動作の難易度等の幅を広げていくとマンネリ化せず、レッスンの質もアップします。

クラス・参加者のニーズに合っているかを優先ニーズに合っていなかったり熟知していない内容は正確に伝わらず、けがや故障にもつながりかねません。目新しさや流行等でなく、自分が自信をもって正しく指導でき、クラス・参加者に合っているかを優先してプログラム導入や内容の検討をします。

時間・スケジュールの管理必要な資格取得やセミナー受講などは年間計画を立て、日程・費用等を確保します。休養・休暇もきちんと考慮しましょう。

今後も一つひとつのレッスンや参加者への思いを大切に、魅力的な指導者をめざして努力を重ねてください。